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昨夜Googleが一時的に利用不可能になりました。私も普段ネットを利用するとき、検索にはGoogleを使っているので、こんな状態になってしまって途方に暮れました。

まあ検索エンジンなんてYahooをはじめとしてたくさんあるわけですが、知らず知らずのうちにGoogle依存体質が出来上がっていたようで、なんとなくしっくりきません。今回は画像でお見せしたとおり、とりあえず検索結果は表示されるんですが「このサイトはコンピューターに損害を与える可能性があります」なんて表示されて、リンクをクリックすると「エラーでっせ」という内容のGoogle内のページに飛ばされるというものでした。

ネットって検索エンジンがないとどうにもなりませんよね。昔は千里眼とか使ったりしてましたが、いつしかYahooを常用するようになって、さらにしばらくすると「なんでもGoogleってのが優れものらしい」なんていうのを雑誌の記事で読み、それ以来Google一辺倒です。

私に限らず、世の中の多数の人が検索エンジン依存症になっているのは確かだと思います。情報のオンデマンド化を支えるのは、Webサイトと検索エンジンのコンビといっても過言じゃないでしょう。いつの頃からか、ある単語を検索するとWikipediaの記事がトップに表示されることも多くなりました。

知らず知らずのうちに、Googleの検索結果とWikipeidiaが、情報の権威として一定の認識を得たと言うことだと思います。GoogleのキャッシュはGoogleが考案したアルゴリズムによって、サイトに重み付けをしています。乱暴な言い方ですが、みんなの見たいであろうサイトが上から順に表示されるわけです。そしてだいたいWikipediaの記事が上位に表示されます。人によってはWikipediaに全幅の信頼をおいているでしょうから、もし悪意のある人間が偏った記事を書いていたら、これはスゴク危険なことです。

人って基本以的にはなんとなく不安なんでしょう。知りたい情報は誰かに「それは間違いない情報だよ」って言って欲しい。出来ることなら信頼が置ける人間や団体に認めて欲しい。でも実際ネットに転がっている情報にはまゆつばものが少なくない。世の人々は権威からのお墨付きを欲しがっているわけです。
そんな中で何かを調べる度にWikipediaが上位に表示されたら、人間はそれを当たり前だと思うでしょうし、そこに一定の権威を感じてしまうのも無理からぬことでしょう。

誤解を恐れずに言えば、インターネットを日常的に利用している人々はGoogle & Wikipediaに毒されているのです。ネットで調べたことは100%真実じゃないかもしれない、と頭では分かっていても、それらしいことが書いてあったら、とりあえず人はそれを信じます。なぜなら、なんだかんだ言ったところで人は基本的に信じたい生き物なのです。でなきゃ世の中にたくさんある詐欺の話は説明が付きません。
死ぬまで信じ続けたらそれはもう真実です。解き明かさない方がどれだけ幸せなことか。

そして私はこの現象に名前を付けました。Google & Wikipedia教と。
これまた乱暴な言い方ですが、ある種GoogleとWikipediaに我々の情報が握られつつあるんです。
もうね、面倒だから全てを受け入れちゃいなさい。きっとあなたも知らないうちに信者ですよ。

あー、なんか全然まとまりのない文章だけど、ひっさしぶりに長文を書いたのでまた肩がこってしまった・・・。

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