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2008年12月21日

暖かい日と吊革と

今日はとても暖かい日でした。風が強かったのが玉に瑕ですが、不気味なくらい暖かくて、うっかり桜でも咲いてしまいそうな陽気でした。


ついこの前まで夏だって思っていたのに、気が付いたらオリオン座が空の真ん中にでかでかと鎮座する季節になりました。
大昔の人は星を見て、星はどんな存在だと思っていたのでしょうね。当たり前のようにそこにあるわけだから、星の成り立ちとかそんなことを考える人はごくまれだったのでしょうね。

今でこそ、星は恒星だの惑星だのって学校で習いますけれど、昔は光ってる点に過ぎないわけで、それを今の認識で言うところの星だって認識した人はすごいなあって思うんです。


たぶん今の科学の力では分からないことも、後世に生きる人たちにはいたって常識的なことがあるわけですよね。そういう意味では常識って言うのは極めて当てにならないんだなって思います。



今日地下鉄の中で小学生の女の子が、手をいっぱいに伸ばして吊革につかまろうと奮闘していました。残念ながらまだ十数センチ足りずにつかまることが出来ませんでした。

私は中学を卒業するまで身長の順で並ぶと、常に前から二番目か三番目だったので、同級生が吊革につかまっているのがうらやましかった記憶があります。
私が吊革をつかめるようになると、周りの友人はつかまった腕に余裕が出来て、やや肘が折り曲がります。その余裕が少し悔しかったのです。
早く私も吊革につかまって腕を折り曲げたいって思っていました。

そういうつまらない思いの繰り返しで私という人間が形成されてきたんだなあ。今もそんなことを繰り返しています。たぶん一生繰り返します、ね。

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