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2008年12月17日

ネクタイの恩返し

知人とネクタイの話をすることがあって、自分が初めてネクタイをしたときの話を思い出しました。私は中学、高校と、詰め襟の学生服だったので、社会人になってから初めてネクタイを締めました。初めて結んだときは親に教えてもらった記憶がありますが、単に結び方だけ教えてもらっただけだったので、剣のバランスなんかは職場に行ってから先輩に教えてもらいました。最初はウインザーノットだったのですが、ほどなくして先輩から、今時ウインザーはないぞ、と言われたのを覚えています。

私が社会人になった当時はバブル狂乱な時代でした。たいていの人は結び目を細くしていたので、まわりはプレーンノットばっかりだったような気がします。プレーンノットを数年間続けて、その後ダブルノット。
今はもう10年以上セミウインザーノットです。

私が社会人になったときは、職場の風土のせいもあったんですが、年の近い先輩がいろいろなことを教えてくれました。私自身はすぐに転職してしまったので、後輩たちに先輩から教わったことを伝えることなく、また別の職場で教わる立場になってしまいました。
先輩からの恩を後輩に返すという、職場特有の循環プロセス、「職場の恩返し」をして来られなかったことが、今になってみるとやや心残りです。
教えられることも教えることも、何年か経つときっと良い思い出になると思います。ああ、なんかとても申し訳ないことをした気分だ・・・。後悔先に立たずとはまさにこれなんだなあ。

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