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8月13日 16:35 - 目白駅

前日に中断した目白駅から散歩を再開する。空模様は曇り。しかしながら、もちろん今日も蒸し暑い。
目白通りを横断し路地へ入る。道に沿って住宅が存在すると言うより、住宅を避けるように道があるように感じられる。狭くクネクネと入りくんでおり、迷路を歩いているようだ。

目白駅

閑静な住宅街だが、目白といえば思い出すのはやはり目白御殿。残念ながら目白御殿は住居表示で言う目白台にあるらしい。私が歩いているのはまさに目白であり、目白御殿はもう少し山手線の内部に入り込まないと見ることが出来ない。今回はあくまでも山手線沿いを歩くことを目的としているので、目白御殿のことは忘れてまた地図を見ながら歩き続けることにする。

西武新宿線しばらく歩くと突然ボクシングジムが現れた。ちょうど練習が終わったタイミングだったのだろうか、普段着に着替えた人たちがジムから続々と出てくるところだった。こんなところにボクシングジムがあるのかと少なからず驚いたのだが、じゃあボクシングジムはどこにあるべきなんだと聞かれると、それはそれで困ってしまう。
さて、私の目の前に突然現れたジム、正確に言うなら昔からそこにあったボクシングジムの前をたまたま私が通りかかっただけなのだが、名前をヨネクラボクシングジムと言う。ボクシングのことをあまり知らない人でも、名前くらいは聞いたことがあるかもしれない。なにしろかの偉大な世界チャンピオン、ガッツ石松を輩出したジムであるからだ。本当に偶然なのだがちょうどこの日の十日あまり前に、私は東京駅構内でガッツ石松氏を目にしている。すれ違っただけなので、目にしたのはほんの数秒のことだったのだが、ヨネクラジムを目にしてその日のことを思い出した。
そして腕っぷしには少なからず自信が無い私は、ジムから出てくる人々と目を合わせることもなく、ジムの外観を写真に収めるでもなく、そそくさとその場を後にしたのである。

ヨネクラジムを過ぎると周辺の雰囲気もガラッと変わる。それまで閑静な住宅街だったのが、刻一刻とターミナル駅に近づきつつあるのが分かるようになる。西武池袋線をくぐりしばらく歩き続けると、知っている人は知っているビックリガードにたどり着く。

ビックリガードいったいなにがビックリするのか分からないが、池袋周辺を走っているタクシーの運転手ならビックリガードと言えばすぐに分かるはずだ。ただし名前の由来となると、なかなか答えられる人はいないようだ。ネットで調べると諸説あるようなのだが、結局いつの間にかこの名前が定着してしまったようで、あきらかにこれだという理由は分かっていないらしい。
とにかくここはビックリガード。通っても驚くことなど全く無いのだが、それでもここはビックリガード。ぜひこれからもビックリしっぱなしでいて欲しいものだ。

最後は明治通りを歩き池袋駅に到着。
明治通りから1.2km、通算15.4km。

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