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8月7日 11:10 - 品川駅

品川駅品川駅から散歩をスタートするために、第一京浜に立つ。湿度はそれほどでもないのだが、日差しがとても強くて、数分間陽に照らされただけで、体温の上昇が実感できる。
天候は快晴。白く霞んだりしておらず、きわめて青い空。雲の白さが際だつ。とりあえず駅前の歩道橋に上がり、品川駅を撮影する。駅の海側の方に高いビルが目立つ。幾棟もあって壁のようだ。海からの風を通せんぼしようとしている。気のせいだと思いたい。

さて、まずはこれから大崎駅へ向かうわけだから、第一京浜を南下してみる。線路沿いを歩いているうちはいいのだが、残念ながらいつまでも道路と線路が併走している訳じゃない。地図を見ると御殿山ガーデンがあるのできれいに山手線沿いに歩くわけにはいかないようだ。したがって新八ツ山橋の交差点を道なりに右折し、御殿山交番から細い道へ折れることにした。ここからミャンマー大使館に向かって歩くのだ。

電車さて話は変わるが、今回の散歩で私の持ち物は、先日手に入れたばかりのGR1s。それから昭文社の文庫版東京都市図。これが無いと山手線沿いに歩けない。ある意味今回の散歩では、私にとってカメラより大事かもしれない。あとはメモ帳。これはブログのネタの備忘録だ。他にはタオル、財布、携帯電話などもあるが、普段も持ち歩いているものなので割愛。
持ち物というわけではないが、今回の散歩で重要なのは飲み物だ。現地調達になるのだが、これがなくなると多分危険な事態になる。気を付けなければいけない。

 

八ツ山橋交差点細い道に入ると、途端に人通りが減った。
早くもこめかみから汗が流れ落ちてくる。ひとたび落ち始めたらもう止まることがない。全身じっとりと汗をかいているが、頭部と背中の発汗が激しい。タオルで拭うのがばからしくなってくるほど、ポタポタと流れてくる。
あまり人からそういう目では見られないのだが、私はけっこう汗かきなのだ。

でもまだこの時点では、撮影に対する集中力も高かった。被写体も探そうとしている。写真の出来はどうあれ、自分なりに頑張っていた。まだ歩き始めて10分そこそこだったからでもあるが。

空き地ミャンマー大使館を通り過ぎると御殿山の坂を下る。けっこうな急坂である。私の記憶が正しければ、江戸時代後期に御殿山の土砂は、東京湾の埋め立てに利用されているはずである。黒船が来たために大慌てで台場の築造をするわけだが、その際に御殿山から土砂を運んでいるのだ。

その御殿山の坂を下りきると、居木橋(いるきばし)にぶつかる。目黒川に架けられた山手通りの橋だ。ここまで来ると大崎駅まではもう一息だ。この散歩を初めて最初のチェックポイントである。幸い大崎駅周辺は日陰になっている場所が多いので歩くのが楽である。
ひとつ前の記事にも書いたが、大崎駅は運転系統としての山手線の起終点という役割を担っている駅だ。東京総合車両センターという山手線の車両基地なんかもあるし、山手線にとってはなかなか重要な駅だ。駅舎が高い位置にあるので階段を何段も上って、息を切らした。太ももが痛くなった。

なにはともあれ11:50、大崎駅に到着だ。山手線の距離で言うと2.0km。所要時間40分。まぁこんなもんでしょう。

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