2009back numberblog (Andantino)photoglossaryotheredamame

« SP 最終回 | トップページ | 墓場でダバダ »

2008年2月 1日

1月読書録

1月は普段の月に比べてたくさんの本を読みました。自分の時間があまりとれなかったので、通勤電車の中で読書をするのだけが楽しみだったという悲しい状況・・・。早く脱却したいと思っていますが、こればかりは時が解決してくれるのを待つばかり。なんだか人生のあり方を考えさせられるなあ。


チルドレン
つかみどころのないお話でしたが、なんとも言えない肌触りのする物語で、私はけっこう楽しめました。1年ぶりくらいに伊坂幸太郎さんの小説を読んだのですが、これをきっかけにして、たてつづけに伊坂ワールドを堪能することになりました。

グラスホッパー
これは純粋に面白かったです。通勤時間が待ち遠しくなりました。アマゾンのレビューではチルドレンより評価が低いですね。意外です。たしかにいつもの伊坂ワールドに比べると、ちょっと暗めのお話かな?とは思いますが、私は面白かったんですけどねー。

陽気なギャングが地球を回す
伊坂さんの物語は、時間と場面の展開が特徴的ですが、これは比較的オーソドックス。でも充分楽しめました。残念だったのは、小道具であるカメラ。そこだけちょっと納得できなかったなー。

空中ブランコ
「ひとりごと」にも書きましたが、電車の中で笑いをこらえるのにたいへん苦労しました。疲れた心を癒してくれる本でした。私のお気に入りのエピソードは「ハリネズミ」です。

幸荘物語
私は花村萬月さんもよく読みます。童貞の自意識や劣等感を思い出させられ、甘酸っぱい気持ちになりました。ソープ嬢がタクシーから降りた後の場面は秀逸。

ゲルマニウムの夜
思考が溢れる。万人向けの小説ではないですね。私は好きですが・・・。

精霊探偵
知らずに購入したのですが、「黄泉がえり」を書いた人なのですね。今これを読んでます。三分の一くらい読みました。物語が動き始めるのを感じています。ワクワク。

コメントする




 


Copyright (C) 2003-2009 edamame All rights reserved.