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2008年2月27日

眠い、実に眠い。毎年この時期になると、つくづく自分に体力がないことを実感する。
疲れのせいかストレスのせいか分からないが、しばしば身体に変調が顕れる。その変調を目にすると気分が悪くなるので、そんなときはさっさと寝ることにしている。果たして仕事が落ち着くと同時に、この変調も落ち着いてくれるのだろうか。心配でならない。

さて開店休業の当ブログだが、たまには更新したい。でもそんなに時間もないので、その昔、当ブログじゃない場所で書いたネタをお披露目。(一部当時掲載した文章を改編)

2008年2月18日

最近は帰宅が遅いので、ろくにテレビも見られない。まったく困ったものである。そんな中で、深夜にやっているアニメが目に留まった。逆境無頼カイジと墓場鬼太郎だ。
タイトルがちょっと違うけど、「カイジ」は元々人気漫画が原作なのでいまさら言わずもがなであるが、「墓場鬼太郎」もこれがなかなか面白い。まさに大人のアニメだ。こんなの子供に見せちゃいけないね。もっとも子供が見ても面白くないだろうけどさ。

いわゆる「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎と違って、「墓場鬼太郎」の方の鬼太郎はなかなかひどい性格で見どころのあるやつだ。大昔の貸本版が原作になっているらしいが、それゆえ舞台となる時代設定などを考慮して物語を把握する必要があり、子供には分かりづらい話かもしれない。
そもそも本作の鬼太郎は人間を助けるどころか平気で見捨てるのだから、素行がねずみ男並みである。ねずみ男も出演しているから、ねずみ男がふたりいるようなものだ。しかもニセ鬼太郎まで登場する始末。このことからも本作が「大人の鬼太郎」であることが分かると思う。

6話まで放送が終わり、残り5話を残しているんだけど、もっと続けて欲しいなぁ。

それにしても鬼太郎役の野沢雅子さんって71才なのね。71才でも鬼太郎ボイスは健在でした。こっちはすり込まれてるもんだから、鬼太郎の声がこの人だったので実に嬉しかった。
みなさんもぜひダーティーな鬼太郎をご賞味あれ。

2008年2月 1日

1月は普段の月に比べてたくさんの本を読みました。自分の時間があまりとれなかったので、通勤電車の中で読書をするのだけが楽しみだったという悲しい状況・・・。早く脱却したいと思っていますが、こればかりは時が解決してくれるのを待つばかり。なんだか人生のあり方を考えさせられるなあ。


チルドレン
つかみどころのないお話でしたが、なんとも言えない肌触りのする物語で、私はけっこう楽しめました。1年ぶりくらいに伊坂幸太郎さんの小説を読んだのですが、これをきっかけにして、たてつづけに伊坂ワールドを堪能することになりました。

グラスホッパー
これは純粋に面白かったです。通勤時間が待ち遠しくなりました。アマゾンのレビューではチルドレンより評価が低いですね。意外です。たしかにいつもの伊坂ワールドに比べると、ちょっと暗めのお話かな?とは思いますが、私は面白かったんですけどねー。

陽気なギャングが地球を回す
伊坂さんの物語は、時間と場面の展開が特徴的ですが、これは比較的オーソドックス。でも充分楽しめました。残念だったのは、小道具であるカメラ。そこだけちょっと納得できなかったなー。

空中ブランコ
「ひとりごと」にも書きましたが、電車の中で笑いをこらえるのにたいへん苦労しました。疲れた心を癒してくれる本でした。私のお気に入りのエピソードは「ハリネズミ」です。

幸荘物語
私は花村萬月さんもよく読みます。童貞の自意識や劣等感を思い出させられ、甘酸っぱい気持ちになりました。ソープ嬢がタクシーから降りた後の場面は秀逸。

ゲルマニウムの夜
思考が溢れる。万人向けの小説ではないですね。私は好きですが・・・。

精霊探偵
知らずに購入したのですが、「黄泉がえり」を書いた人なのですね。今これを読んでます。三分の一くらい読みました。物語が動き始めるのを感じています。ワクワク。

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